集会長挨拶

集会長 佐々木 吉子
東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
災害・クリティカルケア看護学分野
この度、第19回日本クリティカルケア看護学会学術集会の集会長を拝命し、 2023年7月1 ~ 2日の両日、タワーホール船堀(東京都)において、学術集会を開催することとなりました。新型コロナウイルス感染症は5類となりましたが、気を緩めず参加者の皆様の安全に配慮しながら、多様な参加ニーズに応えるべく、会場の準備を進めて参りました。
集会のメインテーマは、「グローバル時代における持続可能なクリティカルケア看護の探求」です。
少子超高齢化やグローバル化が進む現代社会においては、人々の保健医療ニーズが変化し、多様性への配慮や、テクノロジーの発展により新たに生み出された診断・治療法への適応なども求められています。
さらには、人口減少に伴う深刻な医療人材の不足、持続する感染症パンデミックや戦争、新たな大災害の危機などもあり、私たちは、良質で安定したクリティカルケア看護の持続可能性を揺さぶる多くの課題に直面しています。
これらは、地球レベルの課題と捉えて取り組んでいく必要があります。
本学術集会では、クリティカルケア看護を必要とする全ての人に、これからも良質なケアを安定して提供し続けていくために、これまで蓄積してきた経験を振り返り、課題に対応した講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどを通して皆様とともに探求したいと考えております。
また、一般演題や交流集会においては、皆様の日々の看護実践や研究からの知見のご発表を大いに期待しております。
会場開催に加え、一部のセッションは後日オンデマンド配信も併用するハイブリッド開催を予定しておりますので、スタッフ一同、多くの方のご参加を心よりお願い申し上げます。